新年度がスタートして一ヶ月になりますが、いろいろな場所で『1年生』の方々を目にする機会があり、その度になんだか勝手に応援したい気持ちになります。

 

先日の夜、少し遅い時間の電車に乗ったところ、空いている車内にて、一日を完全燃焼したと思われる『高1野球部』の二人が深い夢の世界に入っており、ほんわかな空気感を放っていました。

 

また別の日、平日の昼前頃、下校中の『小1男子』と道ですれ違いました。

「疲れてイライラして歩いている様子を大袈裟に演技してください」とリクエストされているかのように、足をドスドスと地面に踏みつけ、『もう限界!』という表情でなんとか歩を進めていました。

 

『1年生』は目にする全てが新しいわけですから、疲れて当然だよなぁと思いながら前述の三人のことを見ていました。

 

ちょうど先日読んだ、『若者の脳』に関する記事に書かれていたのですが、脳が機能として成熟するのは25歳~30歳くらいなのだとか。

そして最後に成熟していくのは前頭前野といわれる部分で、この部分には、考えたり判断したり感情をコントロールするなどの大切な働きがあるとのこと。

この機能の成熟が十分ではないということは、たとえば不安などの暗い感情を抱いた際、大人であれば良い意味で諦めたり開き直ったりして対処するところを、うまい具合にコントロールすることができないために、そのまま受けとめることに。

ただ、自分自身もそうでしたが、真正面から受けとめたとしても、『乗り越える方法を探ってみよう!』というモチベーションに繋げられればバランスはとれますが、そうすることが難しい場合もあると思います。

 

脳の記事を読んで、とりわけ若い方には意識してあたたかく接したいと思うようになりました。

 

最後に…1年生といえば、新型コロナウィルスへの対応に関しては自分もまだまだ1年生だと思います。

前頭前野をはたらかせる場面がこれまで以上にあるなか、機能させるためにも、睡眠や食事などしっかりとケアしていきたいと思います。