先日ある本を読み返していたところ、『自分のペースを知っていること』についての内容があり、『ペース』という言葉から思い出したことがありました。

 

中学2年のマラソン大会の表彰式でのこと。表彰台と無縁の私は疲れ果ててグッタリしていたのですが、表彰台には各学年男女の上位3名が入れ替わりで上がっていました

マラソン速いってカッコイイなぁとぼんやり眺めていたとき、3年生男子で2位になった方がコメントを求められ、こう言いました。

 

「ペース配分間違えた」

 

その方はいつも1位だったので、2位になったことが少しだけ意外でしたが、そんなことよりも、マラソンをするときにペース配分なんてほとんど考えたことのなかった自分にとって、衝撃的な発言でした。

 

足が速い方は、ただ速いだけでなく戦略を立ててのぞんでいるのだと思い知り、一つしか歳の違わない先輩のことをとても大人に感じました。

 

続いて、また別のペースに関する話です。

食品レジが7~8台あるスーパーのレジ担当の方で、接客がとても丁寧な方がいました。レジ打ち速度はゆっくりめでした。

その方のレジ前には他よりも長い列ができており、スピード重視のお客さんは途中で察して他の列にならび直したりしていました。

しかし買い物の度によくよく見てみると、自らの意思でその方のレジにならんでいるお客さんも多いことに気づきました。

 

好みのテンポや心地よいペースは人それぞれ違うものだと思うとともに、改めて考えてみると、そのことからは希望のようなものを感じます。

たとえ需要は少なくても、自分がこだわりをもって取り組んでいることを好んで選択してくれる人がいるかもしれないので。

 

ちなみにそのスーパーは少し前に惜しまれながら閉店したのですが、また別のお店でそんな店員さんに出会えたらと思います。

 

話をペースに戻しまして。

一日や一ヶ月のなかでペース配分を考えてスケジュールを立てたり、試行錯誤の末にたどり着いた心地よいペースを守るなど、ペース上手な二人から教えてもらったことを、日々の生活に取り入れていきたいです。