秋は一番好きな季節なのですが、理由のひとつは、空が高く感じられてスッキリ拓けたような爽やかな気分でいられるから。
俳句にはまったく詳しくありませんが、『秋高し』という季語は、秋の空の澄みわたって高く感じられるさまのことをいうようで…まさに!私は『秋高し』が好きなのです。
ところで、なぜ秋は空が高く感じられるのか調べてみたところ、なにやら夏~秋にかけて、空が透明度を増すそうで…
夏は『海』(南の太平洋)に中心を持つ高気圧に覆われて晴れるようですが、秋になると『大陸』から移動してくる高気圧に覆われて晴れるようになるそうです。
つまり、『大陸』からの高気圧は、『海』からの高気圧よりも空気中に含んでいる水蒸気の量が少ないため、空の青さが濃く、空が澄んで見えるようになるということのようです。
どこで発生した高気圧なのかが、空の透明度に関わってくるということなのですね。
秋高しの理由は他にもあるようですが、とても納得し、気象っておもしろいなぁとはじめて思いました。
ある分野の、例えごく一部のことだったとしても何か知ると、いろんなことが起こります。
私自身の経験では例えば…
・同じ分野の別のことを知ったとき、頭のなかで何かが繋がり一気に理解が深まる。
・その情報と、それとは全く関係のないいま直面している状況が掛け合わさり、新たなことがひらめく。
何かを知ると世界がひろがるので、知ることはたのしいです。
澄んだ空気のなか、自分の世界もひろげられたらと思います。