ここのところの朝晩の肌寒さや日の入りの早さなどから、季節の移ろいを感じます。
現在、秋の全国交通安全運動が行なわれていますが、日没時間が急激に早まる秋口以降は、夕暮れ時や夜間に重大交通事故が多発しているとのことです。運転時だけでなく歩行時も注意したいと思います。
先日、お世話になっている方から、以前交通事故に遭ったときの話を聞かせていただきました。
事故の際その方は後部座席に乗っていて、車は赤信号のため停止していたところ、後ろから来た車が追突してきたそうです。
その数秒前、バックミラーを見ていた運転者が、「後ろの車に追突される」と同乗者に言ってくれたため、心身の準備が出来たと言っていました。
後ろの車はさほどスピードが出ていなかったようで、両者ともケガはなかったようです。
この話のなかで特に感じたことは、『心身の準備が出来ている』という状態についてです。
心の準備が出来たことにより驚きやショックはひどく大きくはなく、シートベルトはもちろん身を守る体勢をとれたおかげで衝撃に対する身体の準備も出来たため、ダメージがかなり抑えられたのだと思います。
交通事故のような状況に限らず、私たちは日々さまざまな出来事にであい、それによって色々な感情や反応が発生します。
次回のブログでは、『出来事』→『感情や反応』の過程について、アメリカの臨床心理学者アルバート・エリスのABC理論をまじえ、個人的に思うことなどをお伝えしたいと思います。
(スタッフ:木村)