先日読んだ美容雑誌にて、ある女優の方が美肌を保つ秘訣の一つとして、『メイクしたまま寝ない』ことを挙げていました。
自分自身、ここ数年は化粧をしたまま寝落ちすることは無くなったものの、以前は特に一週間の終わりである金曜の夜、そのような状態になることがありました。
早朝ハッと目覚めたときにおそってくる重だる~い『またやってしまった感』に、これまで何度テンションを下げられたことか…(自分がわるいのですが)
『寝落ちして本当によかった!』と思えたことは一度たりともなかったのですが、たった一度だけ、よかったと思えたことがあります。
ある寝落ちしてしまった深夜のこと。
つけっぱなしになっていたラジオからは、箭内道彦さんの『風とロック』という番組が流れていました。
ちょうど、箭内さんの御本『871569』(箭内語録)についてお話しになっていたのですが…その語録のいくつかが心にヒットし、寝落ちしたことなんて忘れて夢中で聴き入りました。
その本のなかの言葉で、当時の自分に一番響いたのは、
「失敗の99%は自滅である。」という言葉です。
仕事でやってみたい(取り入れてみたい)と思うことがあって動きはじめても、取り組む過程でちょっとした弊害等が出るとひるんでしまったりして自滅…ということが当時よくありました。
そこで、ひるんだ際になぜそのようになるのかを自分なりに考えてみたところ、心身のパワー不足が原因であることが多いことがわかりました。
疲れているために最後までやりとげる力がなく途中で断念…というパターンが非常に多かったのです。
その後、パワー不足改善に向けたアクション(十分ではなかった睡眠時間の改善をはじめ、飲み会への出席頻度の見直し(笑)など)を実行したところ、パワー不足による自滅とともに、寝落ちすることも無くなっていきました。
ただ…寝落ちしていなければあの時間にあのラジオを聴くこともなかったと思うので、奇跡の1回ではありますが、『寝落ちもわるくない』と思えた、貴重な思い出です。