ここ数年映画館から足が遠退いていたのですが、また自分の中で映画ブームがきまして、最近はちょこちょこと観に行っております。

ひとつの映画を観るきっかけというのは色々あると思いますが、今回のようなきっかけで映画を観に行ったのははじめてかもしれません。

『ポツンと一軒家』は好きなテレビ番組の一つです。
所さんと林先生の他に、いつもゲストの方もいらっしゃいますが、先日放送していた回では、ある女優さんがゲストの一人として出演されていました。

目指す一軒家に近い集落の方から、番組スタッフの方が一軒家についての情報収集をしていたとき、たしか集落の方がその一軒家まで車で案内すると言ってくれたとき、スタジオでそのVTRを見ていた女優さんがこう言いました。

「(ご親切に先導してくださるなんて)ありがとうございます」

ゲストで出られているだけなのに、ゲストというお客様的な立場にとどまらず、番組制作側の立場に立っているかのような発言がとても素敵だなと思いました。

そして番組の最後に、その女優さんが出演している公開中の映画の宣伝をしたのですが、その映画は、ちょうど私が観ようか迷っていた映画でした。
しかしながら、彼女の番組での姿勢に感動した勢いで、その後すぐに観に行きました。

「ぜひ足をお運びください」と言うことだけが宣伝なのではなく、今回の私のように、その人の言動ひとつひとつが、受け手が行動する(観る)きっかけになるのだなと感じました。

それは映画だけではなく、普段の色々なことにもあてはまるような気がします。

…映画『蜜蜂と遠雷』、最高でした‼